11月10日、社会環境工学科3年生と建設工学専攻の1年生が、橋梁建設現場の見学に行きました。大学近くの国道17号上武道路の車線拡張工事です。今回見学した「富田第一跨道橋」は、プレストレスト・コンクリート(PC)橋梁で、斜角が大きいのが特徴です。
現場は、赤城山がきれいに見える場所にあります。交通を開放した幹線道路のすぐ横で工事が行われていました。大型車両などがどんどん通過していきます。
見学時は、ポストテンション方式のPC桁の製作工程でした。「ポストテンション方式」は、橋梁の性能を向上させる「プレストレストコンクリート(PC)工法」のひとつで、主桁のコンクリートが硬化した後に、内部に通した鋼材を引張り、緊張させたまま固定します。
製作ヤードでPC桁を製作中です。木製の型枠の機能美に見惚れてしまいます。この型枠の中にコンクリートを打ち込み、その後プレストレスをかけて完成です。
PC桁が出来たら、この大型クレーンで吊るして架設場所まで移動させます。右の青いネットの向こうは一般車両がびゅんびゅん走っています。細長い敷地の中で機能的に工事が行われていました。
薄いコンクリート板でも、プレストレスしていれば3人乗っても大丈夫。ジャンプしても折れません。
最後に記念撮影をしました。施工者である㈱日本ピーエスの皆様、見学会を世話して頂いたPC建設業協会の皆様に深謝いたします。