2017年11月アーカイブ
システム生体工学科 小田垣准教授が(株)ワークジョイ(群馬県館林市)と共同開発を進めている
「運動機能評価のための高機能電子ペグボード」が第19回日本福祉工学会技術賞を受賞しました.
現在,上肢麻痺のリハビリテーションに使用されているペグボードは木製のもので
運動計測や回復度評価の定量化ができませんでした.そこで,小田垣准教授は(株)ワークジョイと共同で
患者の回復訓練意欲を高め作業療法士の負担を軽減すると共に患者の運動機能および機能回復度合いを定量評価できる
「運動機能評価のための高機能電子ペグボード」を開発しました.
現在は医療現場において臨床評価中であり来年度の商品化を目指しています.
技術名:運動機能評価のための高機能電子ペグボード
受賞者:株式会社ワークジョイ 廣瀬 智紀(システム生体工学科OB),土井 弥,
前橋工科大学 小田垣 雅人
関連特許:特開2017-86520(P2017-86520A)(平成29年5月25日) 作業療法支援装置
11月2日(木)141講義室においてシステム生体工学科および専攻の進路説明会を開催しました.
はじめにマイナビの講師の方より近年の就職活動の状況等について講演していただきました.続けて民間企業や公務員に就職が内定した在学生による就活体験報告や,大学院進学予定者による進学のための心構えや準備などについての報告がありました.
大学院生活について |
最後に大学院システム生体工学専攻のOBで現在,日本光電工業株式会社にて医療機器の設計開発に携わっている田浦敏幸氏をお招きして30分間大学院へ進学することのメリットなどについてお話頂きました.
田浦氏(小田垣研修了生) |
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進路説明会参加者の様子 |
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システム生体工学科では,毎年この行事のほか,インターンシップ体験報告会などを実施して,学生の進学,就職のサポートに力を入れています.
10月17日~19日に開催された 2017 IEEE
International Conference on Cyborg and Bionic Systems(CBS 2017)(北京) において
環境・生命工学専攻 朱研究室の大学院博士課程2年生 梁宏博(Liang, Hongbo)さんが
Best Student Paper Award を受賞しました.
論文タイトル:Construction of Power Assistive System for the Control of Upper Limb Wearable Exoskeleton Robot with Electroencephaloggraph Signals