受賞・成果の最近の記事
11月26日(土)に中央大学 後楽園キャンパスで開催された先端ロボット工学合同ワークショップにおいて,システム生体工学専攻朱研究室の金澤雄一朗君が優秀発表賞(2位)を受賞しました.この合同ワークショップには、東京大学を始め,筑波大学,横浜国立大学など10研究室の205名が参加されました.優秀発表賞(2位):金澤 雄一朗 前橋工科大学発表タイトル:「狭路および急勾配で重量物を運搬する自動搬送機の走行技術の開発」2022年度 先端ロボット工学合同ワークショップ開催内容公式HP:https://sites.google.com/view/sentan-robotics-ws2022先端ロボット工学合同ワークショップについて先端ロボット工学合同ワークショップの歴史(歴代表彰者リスト)サービスロボティクス分野HP内:http://www.robot.t.u-tokyo.ac.jp/workshop/index.html#ws
昆虫の高速な羽ばたき運動は,筋肉の働きで変形する外骨格の挙動が重要な役割を果たしていますが,これまでは2次元の単純なモデルでの説明に限られていました。安藤准教授らは,高い飛行能力を持つスズメガ(ガの一種)の胸部(筋肉と外骨格)の三次元構造を,マイクロCTや三次元構造顕微鏡による連続切片画像から精密に再現したモデルを作成しました。そして,構造設計で用いられる有限要素法解析を用いて,筋肉の活動と外骨格の変形が羽ばたき運動を生み出す一連の流れをシミュレーションで再現することに成功しました。これらの知見は,素材の持つ柔らかさを利用し,シンプルな制御で多様な動作を生み出す生物の動きのメカニズムの解明につながる成果です。
本研究は,Bioinspiration & Biomimetics誌(英国物理学会出版局)に掲載されました。
掲載誌情報
Ando, N., Kono, T., Ogihara, N., Nakamura, S., Yokota, H. and Kanzaki, R. (2022). Modeling the musculoskeletal system of an insect thorax for flapping flight. Bioinspiration & Biomimetics 17, 066010. https://doi.org/10.1088/1748-3190/ac8e40
2021年12月4~5日にオンライン開催された日本比較生理生化学会第43回大会において,大学院システム生体工学専攻修士1年の遠藤翼さん(安藤研究室)が,ケラの地下ナビゲーションに関する研究発表を行い,発表論文賞・会長賞(会員間の投票で最多得票)を受賞しました.
発表タイトル:「Effect of the geomagnetic field on burrowing behavior of mole crickets」(ケラの掘削行動における地磁気の影響)
日本比較生理生化学会:https://www.jscpb.org/
12月11日(土)にオンラインで開催された先端ロボット工学合同ワークショップにおいて,システム生体工学専攻朱研究室の澤入良樹君が優秀発表賞(1位)を受賞しました.
この合同ワークショップには、東京大学を始め,筑波大学,横浜国立大学など9研究室の約190名が参加されました.
優秀発表賞(1位):澤入 良樹 前橋工科大学
発表タイトル:「バックドライブ性に基づいたコンプライアンス制御が可能な積載部の高さ保持機能を持つ定駆動力リフト台車の開発」
2021年度 先端ロボット工学合同ワークショップ開催内容
公式HP:https://sensor.eng.shizuoka.ac.jp/~koba/ARWS2021/ws2021.html
先端ロボット工学合同ワークショップについて
先端ロボット工学合同ワークショップの歴史(歴代表彰者リスト)
サービスロボティクス分野HP内:http://www.robot.t.u-tokyo.ac.jp/workshop/index.html#ws
システム生体工学科石川研究室と福井大学・医学部との共同研究論文" Autistic-Like Behavior and Impairment of Serotonin Transporter and AMPA Receptor Trafficking in N-Ethylmaleimide Sensitive Factor Gene-Deficient Mice"が、Frontiers in Genetics誌に掲載されました。
この研究により、NSFヘテロKOマウスは自閉症様行動を示し、分子生物学、組織化学、電気生理学的アプローチによりSERT分子、AMPA受容体の機能障害が引き起こされることが明らかとなりました。NSFヘテロKOマウスは自閉症の新たなモデルになり得るという論文となります。
掲載誌情報:
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fgene.2021.748627/full
9月25日(土)に開催されたバイオテックグランプリ2021において,
システム生体工学科 小田垣准教授のグループが優秀賞(JT賞)を受賞しました.
バイオテックグランプリ2021の詳細:
https://techplanter.com/biotech/2021/