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システム生体工学科の安藤准教授らが,昆虫の聴覚ナビゲーションを解析するためのバーチャルリアリティ装置を開発しました

2021年6月23日

昆虫は小さな体でありながら,環境から得た感覚情報を処理し目的地へ到達するナビゲーションを行うことができます.本研究ではスピーカーアレイを用いた聴覚バーチャルリアリティを開発し,雌コオロギが雄の鳴き声に誘引され,たどり着く様子を仮想空間で再現できることを報告しました.今後,脳神経系の活動計測と組み合わせることで,生物ナビゲーションの神経メカニズムの解明につながることが期待されます.

掲載誌情報:
Noriyasu Ando, Hisashi Shidara, Naoto Hommaru, and Hiroto Ogawa, "Auditory Virtual Reality for Insect Phonotaxis," Journal of Robotics and Mechatronics, Vol.33, No.3, pp. 494-504, 2021.