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システム生体工学科の安藤准教授らが,カイコガの行動をロボットの匂いセンサとして利用する技術を開発しました.

2021年9月24日

 昆虫は優れた嗅覚を有しており,雄カイコガは雌の匂いである性フェロモンに高感度に反応し,特徴的な探索行動を行います.
 本研究では,フェロモン受容・非受容時の雄カイコガの行動変化を機械学習により識別することで,匂いの有無を出力する「行動規範型匂いセンサ」を開発しました.さらに,これを移動ロボットに搭載することで,匂いの発生源の探索が可能であることを実証しました.
 今後,昆虫の優れた嗅覚機能を直接利用する基盤技術の一つとして,化学物質の検出やその漏出源の発見等への応用が期待されます.

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掲載誌情報:Junji Horibe, Noriyasu Ando*, and Ryohei Kanzaki, (2021) Odor Searching Robot with Insect-behavior-based Olfactory Sensor. Sensors and Materials, vol. 33.
https://doi.org/10.18494/SAM.2021.3369