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学長・副学長メッセージ ― 遠隔授業の開始にあたって ―  

学ぶという実感を-遠隔授業の開始にあたって-

学長 星  和彦 

前橋工科大学の学生のみなさん、とりわけ新入生のみなさん、期待していた講義は始まらず、楽しみにしていた大学生活もスタートできず、不安な気持ちになっていることと思います。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を考慮し、講義の開始を一か月延ばしましたが、5月9日からオンラインを利用した遠隔授業を開始します。講義をしてこそ大学、自分から学ぼうとしてこそ大学だからです。

遠隔授業は工科大でも初めての試みです。みなさんに直接大学へ来てもらうことが叶わない中、教員は、みなさんの深い学びを実現するために何ができるのかを考え、講義に取り組んでいきます。さまざまな困難はあると予想されますが、遠隔授業の期間であっても、みなさんが大学で学ぶという実感と喜びをもてるように努力してまいりますので、期待してください。

                                                                                                                                                                           

主体的学びを実現しよう

副学長・工学部長 高橋 利恵 

大変な事態になり、皆さん不自由を感じていると思います。普段通りに大学で授業できることが、なんと幸せなことだろうと、今回改めて思いました。

今回のことをきっかけに、大学は主体的に学ぶところであることを再確認してください。オンデマンドの遠隔授業では、自ら望めば、興味のある内容、よくわからなかったところを繰り返し確認することができます。時間がなくて読めなかった本を読むこともできます。時間を上手に使って、有意義に過ごしてください。

           

前橋工科大学の学生諸君へ

新たな大学教育への挑戦

副学長・工学研究科長 今村 一之 

「学問は他人から強制されてするものではない。自ら進んでやるものだ!」毎年教壇から学生に向けて話していたこと。これは私の恩師の口癖でした。

まずは皆さんが健康でありますように、元気な身体がなければ学問ができません。どうか無理をせずに自分の身を守ることを第一に考えてください。

今回、このような試練を与えられ、あらためて大学は教員と学生が一緒に研究する場であらねばならないことを痛感しています。

しかし、それが不可能である今、工科大学としては最新技術を駆使して挑戦すべきであることは明白です。これから前橋工科大学の教員がそれぞれ最大限の工夫をして、専門の学問について皆さんに語っていくことでしょう。 おそらく、従来の講義による教育効果と比べれば、多くの問題が生じるかもしれません。しかし、これは挑戦です! コロナ禍が終焉した後の前橋工科大学の教育システムはどうあるべきか、学生はどのように学問すべきかが問われていると思って、それぞれ精力的にチャレンジしてください。

  

【重要なお知らせ】令和2年度前期授業について

https://www.maebashi-it.ac.jp/info/corona/post_195.html