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荒井准教授が参加している二重小惑星探査ミッションのHera探査機がロケットで打ちあげられました

日本時間2024年10月7日23時52分に二重小惑星探査機Heraがケネディ宇宙センターからファルコン9ロケットで打ち上げられました。Heraには荒井准教授が宇宙航空研究開発機構JAXAと共同開発した中間赤外カメラTIRIが搭載されており、二重小惑星の熱赤外分光撮像を行う予定です。二重小惑星とはディディモスとディモルフォスの連星の小惑星で、2022年にNASAのDART探査機がディモルフォスに衝突して軌道を変化させる実験を行った小天体です。

Hera探査機は2026年から2027年にかけて、二重小惑星を観測する予定で、軌道変化後の小惑星の物理状態などを詳細に調査します。これは、地球に衝突する危険のある小天体の軌道を人為的に変化させることを想定した国際協力の実験で、将来の危機を未然に防ぐための重要な試みです。近年、日本でもプラネタリ・ディフェンス(宇宙防災)として議論され始めました。
詳しくはJAXAのホームページをご覧ください。(外部リンク)Hera-JAPAN Project - 二重小惑星探査計画 (jaxa.jp)

Hera探査機打ち上げ動画(クリックすると音声付きの動画が流れます)荒井准教授撮影
見学席の音声の遅延でカウントダウンがずれていて、見学者の不意を突いた打ち上げでした。