知的情報処理技術とそれを応用した情報処理システムの分野、ゲノム、タンパク質など等の生命情報の情報学的解析とそれを応用した情報システムの分野、並びに知的情報処理と生命情報科学を融合した分野において、研究開発を図れる実施能力の基盤を備えた高度専門技術者及び研究者を養成する。
上記の教育理念に基づき、生命情報学専攻では、情報科学と生命科学双方の分野に通じる知識を持たせるとともに、高度専門技術者及び研究者としての基礎能力を習得させる。すなわち、配属研究室により定められた研究テーマを通じて,研究対象の問題点を見つける力、その問題点を整理し解決に導く力、それらを実現する技術を開発する力、開発技術を発表するためのプレゼンテーションや論文の作成ができる力などの、高度専門技術者や研究者にとって必要な力を身につけさせる。
生命情報学専攻では、下記の能力を身につけさせることを目標とする。
a 開発・研究対象の問題点を見つけ出す問題発見能力
b その問題点を整理し解決するための問題解決能力
c それらを実現するための技術開発能力
d 開発技術を発表するためのプレゼンテーション能力
e 開発・研究成果を技術論文としてまとめ上げる文書作成能力
前記の教育目的と教育目標を達成するために、以下のカリキュラムを配置し、年次に従って実施する。
(1)1年次には、研究科共通科目、分野共通科目、特別演習Iとともに、配属研究室が属する分野に配
置された専攻開設科目を中心に、必要に応じて他分野の専攻開設科目を履修する。それによって、
自身の専門分野だけでなくより広範囲の知識獲得を行い、融合研究を可能にする。
(2)特に,分野プロジェクト,特別講義,インターンシップなどは、社会人としての人格を形成するに
必要な科目といえる。
(3)2年次では,特別演習Ⅱとともに特別研究に専念する。その過程で得られた成果を積極的に学外に
向けて発信できるようにするとともに、それらの成果を修士論文としてまとめる。