「情報科学分野」と「生命科学分野」を融合させて多様な課題に取り組み、人々の健康で快適な暮らしを優しく支えるためのバイオサイエンス研究を進め、イノベーションの創出を目指します。
※工学部情報・生命工学群を中心に研究に取組みます。
バイオサイエンス研究センター長 あいさつ
研究・地域貢献担当副学長
生命工学領域 教授 善野修平
本学では今日まで、地域連携推進センターが企業の新技術、新製品の開発などをサポートして参りましたが、より一層、地域企業との関係を研究開発の面で深く更に密にしていくために、2023年4月にバイオサイエンス研究センターを設置致しました。本研究センターでは、情報・生命工学群生命工学領域の教員と企業様が協働して、住民の生命と健康増進を推進する技術やシステム、製品の開発などを行って参ります。2023年9月より、第一期の公募型共同研究(プレ・プロバイオティクス)を開始致しました。人生100年時代と言われる今日、元気に最期までのピンピンコロリの人生を歩むことが望まれる時代となっております。今後、予防医学や個人ゲノム解析などが大きく進展すれば、健康や寿命に対する考えを変革する時代が来るかもしれません。生命・健康に関わることのご相談は、是非、工科大のバイオサイエンス研まで、ご連絡頂ければ幸いで御座います。
令和5年度採択 バイオサイエンス研究センター公募型共同研究
①腸管機能および腸内細菌叢に着目した赤松葉酢の機能性評価とその商品化に関する研究
共同研究企業:株式会社和漢薬研究所 様
担当教員:生命工学領域 教授 本間知夫・生命工学領域 准教授 林秀謙
②各地域農産物から単離した乳酸菌の新規機能性研究
共同研究企業:株式会社伊藤園中央研究所 様
担当教員:生命工学領域 准教授 薩秀夫・生命工学領域 准教授 林秀謙
対象研究例
- 健康を増進するための脳科学を活用したテクノロジーの開発
- ウェルビーイングを実現するための様々なAI技術の開発
- ヒトに優しい機械、ロボットの設計・開発
- 分子生物学的手法を用いた食品開発や農作物の改良等を目指すための基礎、応用研究
- 分子生物学、バイオインフォーマティクスの活用による創薬、がん治療等の医療の高度化