食品の機能性に関する研究をおこなっています。血糖値や尿酸値が高めの方へ向けた食品、免疫系を活性化することで生体防御能を高めることが期待される食品、抗疲労や記憶力維持が期待される食品など、機能性食品の開発につながる研究を進めています。
細胞はゲノムに生物としての情報を、DNAメチル化などのエピゲノムに細胞としての役割や環境への応答の情報を記録するが、これらの情報の異常はがんをはじめとする生活習慣病にも関わることから注目されている。当研究室ではゲノムおよびエピゲノムについて、異常の解析方法の開発、異常を起こす化学物質の探索系の構築、データマイニングなどに取り組み、人々の健康な生活に貢献することを目指している。
本研究においては介護技能を定量的に評価することを目的として、導電性繊維を用いた自己容量型の体圧・距離センサを用いたシステムを開発した。本システムで開発した体圧・距離センサは、導電性の刺しゅう糸を用いた20チャネルの自己容量型のセンサアレイであり、車いすの座面や介護ベッドのマット上に設置することで被介護者の着座位置や着座速度が計測できる。現在、本システムを用いて介護初心者と介護熟練者の介護動作を解析することで介護技能の評価法確立を目指している。