「学生に寄り添うサポートを ~価値観の変化するこの時代に私たちができること~」
後援会会員の皆様、日頃より前橋工科大学後援会の活動にご理解とご協力を頂き、
誠にありがとうございます。
新型コロナウイルスが感染拡大していたことが嘘のような状況となりつつある昨今、前橋工科大学もコロナ禍前と同様に学園祭を通常開催したり、海外語学留学などが平常化してきて、活気を取り戻してきました。
前橋工科大学では学科が学群に変更され、また、学内に研究センターを設立するなど、大きく環境が変化しました。
そして、本学の環境変化とともに、社会の環境も大きく変わりました。行政や企業のDX(Digital Transformation)化が急速に進み、従来のサービスやビジネスモデルが変わり、業務そのものや、組織や仕事のプロセスが大きく変わってきております。
しかし、変わったのは環境だけではありません、「価値観」というものも大きく変化しました。
例えば、かつての、全てのものが集まる東京に住むことがいいという価値観が、インターネットの普及により、情報格差が減少し、コロナ禍の影響もあり、オンラインでのショッピングやイベント参加が当たり前になり、東京にいなくても良い、地方・地域に住むことが魅力的と考える人が増えました。
また、一つの会社で勤め上げるのがいいという価値観の変化もあります。終身雇用が当たり前だったものが、転職や副業が一般的になり、人々は多様なキャリアパスを選択するようになりました。コロナ禍を経験し対応してきた本学の学生は、環境の変化や価値観の変化に柔軟に対応する力が備わっていると思います。
我々後援会は、環境や価値観の変化に対応し、頑張っている学生の力になれるよう、本会として何ができるのかを考え、学生に寄り添った事業を行っていきます。
今年は長年なじんできたお札のデザインが変わります。前橋とゆかりの深い「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家、渋沢栄一の肖像を描いた一万円札など、3種類の新たな紙幣が7月から発行されます。その渋沢栄一の名言で、「夢なき者は理想なし、理想なき者は信念なし、信念なき者は計画なし、計画なき者は実行なし、実行なき者は成果なし、成果なき者は幸福なし、ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。」があります。
「幸せ」を求めるなら「夢」を持てというものですが、本学の学生には必ず「幸せ」になってほしいですし、そのために「夢」を追い続けて頂きたいと思います。
今年度も会員皆様のご意見をお聴きしながら大学と連携・協力を図り、学生の「夢」の実現をサポートする事業をすすめていきたいと考えております。
引き続き、皆様の一層のご理解、ご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和6年6月8日
前橋工科大学後援会 会長 木村 宏政