論文

教授論文

   PUBLICATIONS

1.Sulzman, F.M., Gooch, V.D., Homma, K., and Hastings, J.W. (1982).  Cellular autonomy of the Gonyaulax circadian clock. Cell Biophys. 4:97-103.

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卒業論文

【令和2年度 卒業論文】

天然変性領域を持つ原核生物タンパク質の解析 (森田 高大)

  • 一般にタンパク質は特定の立体構造を形成して機能していると考えられてきたが、近年単独では一定の構造を取らない部分(天然変性領域)も存在することが明らかになってきた。 天然変性領域は真核生物タンパク質に多く、ヒトでは約30%である。反面原核生物タンパク質の天然変性領域率は10%前後と低い。天然変性領域は真核生物で主に研究されていて、原核生物ではあまり研究されていない。 原核生物の天然変性領域の特徴を解明するために、大腸菌と磁性細菌の天然変性領域の解析を行う。

甲状腺ガンの原因となるタンパク質の分析(舟橋 湧斗)

  • 真核生物のタンパク質は、単独では一定の立体構造を形成しない天然変性領域と、一定の立体構造を形成する構造領域から成る。一般に持病に関わる変異に関わる変異はタンパク質の天然変性領域より構造領域に高頻度に発生する。 機能的に重要なアミノ酸の場合、進化的保存が良い可能性が高い。変異箇所の進化的保存度が高いという予想を検証する。

新型コロナウイルスのタンパク質の進化について(伴 航平)

  • 2019年に発生した新型コロナウイルスSARS-Cov-2は、世界的流行を引き起こしている。 大流行を引き起こすウイルスは、ウイルス表面のタンパク質が変異して、ヒトの細胞に取り込みやすくなるように変わっている可能性がある。そこで変異コロナウイルスの表面にあるタンパク質に多く発生していると予想する。 SARS-Cov-2のどのタンパク質に変異が生じていて、その変異はタンパク質の天然変性領域、構造領域の表面と内部のどこに位置するのか分析し、予想を検証する。

花粉アレルギーの原因となるタンパク質の配列の解析(橋本 京弥)

  • アレルギーとは、特定の物質(抗原)に対して過剰な免疫反応が起こることである。 スギ花粉症のヒトがスギ花粉の抗原配列を含む食品を口にすると、花粉症の症状を示すはずである。このように考えると、スギ花粉症の人がアレルギー反応を起こさない食品のタンパク質は、スギ花粉の抗原配列を含まない可能性が高い。このため、食材となる動植物のタンパク質はスギ花粉の抗原配列を含まないと予測し、検証する。

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