本研究室は 地震による地盤の液状化や建物倒壊、豪雨による斜面崩壊や土石流など、地盤や水が関係した災害を防ぐための研究を行っています。
近年,土石流や大規模斜面崩壊などの自然災害が数多く発生しています。地盤の中の水と地盤災害が関係していることは周知の事実ですが, 果たしてこの地盤は,どのくらいの雨がどのように降ると,どの程度危険になるのかを定量的に説明するのは難しいところです。その要因の一つとして, 地下水位以浅の不飽和地盤における水の浸透問題,飽和度~強度特性に不明な点が多いことが挙げられます。防災地盤工学研究室では主に土の試験により,不 飽和土の問題を研究しています。
各種防災技術を市民防災に活用するために,災害リスクと対策コスト等を定量的に示すとともに,市民間のリス
クコミュニケーションの助けとなるような情報開示手法についても模索を行っています。